※この記事には『ファイナルファンタジーX』本編のネタバレを含みます。
「FFXって、今から遊んでも面白い?」
そんな疑問を持っている人もいるかもしれません。
自分は2023年、Nintendo Switch版の『ファイナルファンタジーX/X-2 HD Remaster』をセールで購入して、久しぶりにFFXを遊びました。
プレイ時間は60時間前後。
ストーリーだけを一直線に進めたわけではなく、寄り道もしながらスピラの世界を旅しました。
自分はFF4からFFシリーズをずっと遊んできたので、FFXにも思い入れがあります。
20年以上前のゲームを48歳になって改めて遊んでみると、もちろん「ここは今のゲームのほうが快適だな」と思う部分もありました。
それでも、クリアしたあとに感じたのは、
「この世界から離れたくないな」
という寂しさでした。
今回は、そんなFFXを48歳の社会人ゲーマー目線で本音レビューしていきます。
FFXを遊んだきっかけ
自分がFFXをSwitchで遊んだのは2023年です。
それよりも前にPS4でも遊んだ記憶がありますが、SwitchでFFXとFFX-2がセットになった作品が販売されていて、ちょうどセールになっていました。
「久しぶりにFFやってみるか」
というくらいの気持ちで購入。
これが、もう一度スピラの世界を旅するきっかけになりました。
FFシリーズは、自分にとってかなり思い入れのあるシリーズです。
FF4からずっと遊んできました。
今ではゲームのグラフィックも当たり前のように綺麗ですが、20年ほど前のFFには、
「FF=映像がすごいゲーム」
というイメージがありました。
FFXも、当時としてはかなり印象的なゲームだったと思います。
FFXは「もう一つの世界」を旅するゲーム
FFXを遊んでいて改めて感じたのが、世界観の作り込みです。
舞台となるのは「スピラ」という世界。
召喚獣、寺院、異界、アルベド族、シン……。
ゲームを進めるにつれて、この世界がどういう場所なのかが少しずつ分かってきます。
FFシリーズには、作品ごとに独特の世界観があります。
クリスタルがあったり、マテリアがあったり、召喚獣がいたり。
FFXにも、そうしたFFらしい要素がしっかり入っています。
でも、それを単純に並べているだけではありません。
それぞれがスピラという世界の歴史や文化、登場人物の人生に結びついています。
だから、ただ「ゲームの舞台を移動している」という感覚ではなく、
「この世界で人々が暮らしている」
という感じがするんですよね。
自分がFFXを好きな理由の一つは、ここだと思います。
ストーリーとキャラクターがとにかく良い
FFXを語るなら、やっぱりストーリーは外せません。
主人公のティーダを中心に、ユウナ、ワッカ、ルールー、キマリ、リュック、アーロンなど、それぞれに物語があります。
最初からすべてが分かっているわけではありません。
旅を続けるうちに、
「なぜこの人はこうしているんだろう?」
「この世界では何が起こっているんだろう?」
という疑問が少しずつ解けていきます。
そして最後に、それまで見えていた世界の意味が大きく変わってきます。
特に印象に残ったのが、ザナルカンドの真実とユウナの運命です。
そこまでの旅で積み重ねてきたものが、終盤に向かって一つにつながっていく。
このストーリー構成は、やっぱり強いです。

ユウナの運命が重い
ユウナは召喚士として、シンを倒すための旅に出ます。
でも、その旅には最初から大きな代償が待っています。
旅をしている間は、仲間たちと一緒にいろいろな場所へ行き、敵と戦い、召喚獣を手に入れていく。
一見すると、普通のRPGの冒険です。
ところが、その旅の意味を理解していくほど、
「この旅の先に待っているものは、本当にこれでいいのか?」
と思わされるようになります。
ユウナ本人が背負っているものも大きい。
そして、ティーダたちがその運命にどう向き合うのか。
ここがFFXのストーリーの大きな魅力だと思います。
クリアしたあと「みんなと離れたくない」と思った
FFXで自分が一番強く覚えている感情は、クリアしたときの寂しさです。
もちろん、
「面白かった!」
という満足感はありました。
でも、それだけじゃなかった。
「このメンバーで、もう少し旅をしたかったな」
という気持ちになりました。
それぞれのキャラクターに物語があって、旅を一緒に続けてきたからこそ、最後に別れるのが寂しい。
ゲームが終わってほしくない。
そんな感覚になったんですよね。
ゲームを何本も遊んでいると、クリアした瞬間に「次は何を遊ぼうかな」と考えることも多いです。
でもFFXは、終わったあとに少し余韻が残りました。
「この世界から帰ってきた」
そんな感覚に近かったかもしれません。
召喚獣「アニマ」が強烈すぎる(笑)
FFXの召喚獣で、自分が特に印象に残っているのがアニマです。
いや、アニマはすごい(笑)。
召喚獣というと、FFでは基本的に「カッコいい」「美しい」というイメージがあります。
ところがアニマは、
「おぞましい」
という言葉が似合うデザイン。
これぞダーク。
これぞ異形。
でも、めちゃくちゃカッコいい。
初めて見たときのインパクトはかなりありました。
こういうデザインを普通にゲームへ入れてくるところも、FFXの世界観の面白さだと思います。

アルベド語の仕組みも面白かった
もう一つ好きだったのが、アルベド語です。
最初はアルベド族が何を言っているのか分からない。
でも、ゲームを進めてアルベド語辞書を集めていくことで、少しずつ意味が分かるようになります。
これが地味に楽しい。
単純に「イベントを見れば設定が全部分かる」というのではなく、
自分で集めて、自分で理解していく。
こういう仕掛けがあることで、アルベド族やスピラという世界への興味も深まっていきます。
FFXは、こうした細かい設定まで含めて世界観を作っているところがいいんですよね。
バトルは王道のFFらしさ
戦闘システムについては、FFシリーズの王道という印象です。
基本的にはコマンド式のバトルなので、最近のアクションRPGに慣れていると、新鮮さはそこまでないかもしれません。
ただ、FFらしい分かりやすさはあります。
そして召喚獣の迫力はやっぱり魅力的。
「ここで召喚獣を出す!」
という演出には、FFならではの気持ちよさがあります。
最近の自分はアクションゲームを遊ぶことが多くなっているので、今遊ぶと「バトルはやっぱり昔ながらのRPGだな」と感じる部分もあります。
それでも、FFXの世界観にはこの戦闘システムがよく合っていると思います。
成長システムも楽しい
キャラクターの成長には、スフィア盤が使われます。
レベルが上がって能力値が上昇する一般的なシステムとは少し違っていて、スフィアを使ってキャラクターを成長させていきます。
自分は2023年に遊んだとき、ストーリーだけを一直線に進めたわけではなく、それなりに寄り道もしました。
プレイ時間もFFXだけで60時間前後。
ストーリーを追うだけではなく、
「もうちょっと育ててみよう」
「こっちも見てみよう」
という感じで遊べるのは良かったです。
ただし、移動はちょっとだるかった
ここは、48歳になった今だからこそ正直に言いたいところです。
FFXを遊んでいて、
「移動、長いな……」
と思うことがありました(笑)。
今のオープンワールドゲームに慣れているから余計に感じるのかもしれません。
FFXは基本的に一本道に近い構造で、分かれ道があって自由に探索するという場面はそれほど多くありません。
自由に後戻りできない場所もあり、
細長い道をひたすら進んでいく
という印象が残っています。
もちろん、これはストーリーをテンポよく進めるための構造でもあります。
ただ、現在のゲームと比べると、
「もうちょっと自由に歩き回りたいな」
と思うことはありました。
イベントをスキップできないのも今遊ぶと気になる
もう一つ、現代のゲームに慣れていると気になるのがイベントのテンポです。
今のゲームなら、イベントをスキップしたり、会話を早送りしたりできる作品も珍しくありません。
でもFFXは、そういう意味での快適性は弱いです。
一度見たイベントでも、基本的にはそのまま見ることになります。
FFXのストーリーそのものは好きなんですが、
「今は時間がないから、ここは飛ばしたい」
という社会人ゲーマー目線では、ちょっと不便。
ゲーム内容が悪いというより、20年以上前のゲームと現在のゲームの「快適さ」の違いですね。
それでもFFXをおすすめしたい理由
では、今からFFXを遊ぶのはアリなのか?
自分の答えは、
「アリです。むしろ世界観やストーリーが好きなら、ぜひ遊んでほしい」
です。
もちろん、最新ゲームと比べれば不便な部分はあります。
移動の自由度も低い。
イベントスキップもできない。
バトルも最新のアクションRPGと比べれば昔ながらです。
それでも、それを補って余りある魅力があります。
それが、
スピラという世界と、そこに生きるキャラクターたちです。
「もう一つの人生」を体験したい人におすすめ
FFXを遊んでいると、ただゲームをプレイしているというより、
「もう一つの人生を体験している」
ような感覚があります。
ティーダとして旅をして、
ユウナたちと出会い、
いろいろな場所へ行って、
この世界の秘密を知っていく。
そして最後には、自分たちが旅してきた意味が分かってくる。
こういう体験は、20年以上経った今でも色あせていないと思います。
ゲームのグラフィックやシステムは、時代とともに進化します。
でも、
「この世界をもっと見ていたい」
と思わせる力は、ゲームのスペックとは別のものなんですよね。
48歳の自分がFFXを評価するなら
48歳になった今、改めてFFXを評価するなら、
「もう一つの人生、もう一つの世界を体感したいなら、このゲームをやってみてほしい」
というのが一番近いです。
バトルはFFの王道なので、今遊ぶと新しさはそれほどありません。
召喚獣には迫力がありますし、成長要素も楽しめます。
一方で、移動の面倒さやゲームテンポなど、現代のゲームと比べると不便なところもあります。
それでも、FFシリーズの中でも評価の高い作品なのは納得できます。
特に、
- FFシリーズが好き
- RPGが好き
- 作り込まれた世界観が好き
- キャラクター重視のストーリーが好き
- 少し切ない物語が好き
- 昔の名作を今遊んでみたい
こんな人にはおすすめしたいです。
FFシリーズを遊んできた自分だからこそ感じるFFXの魅力
自分はFF4からずっとFFシリーズを遊んできました。
だからこそ、FFXを遊んでいると、
「やっぱりFFってこういうところがいいよな」
と思う瞬間があります。
召喚獣だったり、独特の世界観だったり、壮大な物語だったり。
作品ごとに違うものを見せながらも、「FFらしさ」がちゃんとある。
今では、FFよりもグラフィックが綺麗なゲームもたくさんあります。
広大なオープンワールドもあります。
自由度の高いゲームもあります。
それでも、昔のFFには昔のFFにしかない魅力があります。
ゲームの中に一つの世界を作り、その世界を最後まで旅させてくれる。
FFXは、その魅力が特に強い作品だと思います。
今遊んでいる「テイルズ オブ アライズ」とも少し似ている?
ちなみに、この記事を書いている現在、自分は『テイルズ オブ アライズ』をプレイしています。
そこでちょっと面白いことに気づきました。
ユウナとアライズのシオンって、背負っている運命がかなり似ているんですよね(笑)。
もちろんゲームとしては別作品ですし、ストーリーも違います。
でも、
「ヒロインが大きな運命を背負っている」
「主人公がその運命に関わっていく」
という部分を見ていると、
「あれ?これFFXを思い出すな(笑)」
となりました。
FFXを遊んでから何年も経って、今度はアライズを遊んでいる。
こうやって別のゲームを遊んでいると、昔遊んだゲームとの共通点に気づくことがあります。
これもゲームを長く遊んでいる面白さの一つですね。
アライズについても、社会人ゲーマー目線で実際に遊んだ感想をまとめています。
→ 「テイルズ オブ アライズを実際に遊んで感じたこと」
まとめ:FFXは20年以上経っても「旅を終えるのが寂しいゲーム」
FFXを2023年にSwitchで遊び直して、改めて感じたのは、
「やっぱりFFXはいいゲームだな」
ということでした。
もちろん、今のゲームと比べると不便な部分はあります。
移動はちょっとだるい。
自由に探索できる場所も少ない。
イベントスキップもできない。
でも、それでも最後まで遊んで、
「みんなと離れたくない」
と思えた。
これはかなり大きいです。
ゲームって、クリアしたかどうかだけじゃなくて、
「その世界でどんな時間を過ごしたか」
まで含めて思い出になるんですよね。
FFXは、自分にとってまさにそんな一本です。
FFシリーズが好きなら、今からでも十分楽しめると思います。
そして、まだFFXを遊んだことがない人には、
「もう一つの人生、もう一つの世界を体感したいなら、一度スピラを旅してみてほしい」
と伝えたいです。
20年以上前のゲームでも、ゲームが終わるのが寂しいと思える。
それだけでも、FFXという作品の強さは十分伝わるんじゃないでしょうか。
社会人ゲーマー研究所 独自評価
ここでは、ゲームそのものの面白さだけではなく、**「忙しい社会人が今から遊んでも楽しめるか?」**という視点でも評価してみます。
| 評価項目 | 点数 | 自分の感想 |
|---|---|---|
| 🎮 面白さ | 9/10 | ストーリー、キャラクター、世界観を含めて最後まで楽しめました。 |
| 📖 ストーリー | 10/10 | ザナルカンドの真実やユウナの運命など、最後まで引き込まれる物語でした。 |
| ⏱️ 必要プレイ時間 | 7/10 | FFXだけで約60時間。寄り道も含めると、社会人にはそれなりのボリュームです。 |
| 🚃 通勤プレイ適性 | 7/10 | Switchなら遊びやすいですが、イベントや移動に時間がかかるので、短時間プレイには少し不向きです。 |
| 👨👩👧 社会人向け度 | 8/10 | ストーリーを少しずつ進められる一方、移動やイベントのテンポには古さを感じます。 |
| 💰 コスパ | 9/10 | 60時間前後遊べて、寄り道や育成も楽しめるので十分なボリュームです。 |
| ⭐ 購入おすすめ度 | 9/10 | FFやRPG、作り込まれた世界観が好きなら、今からでもかなりおすすめです。 |
総合評価
8.4/10
自分にとってFFXは、
「20年以上前のゲームなのに、クリアするのが寂しいと思えたゲーム」
です。
移動の自由度やイベントのテンポなど、今のゲームと比べると不便に感じる部分はあります。
それでも、スピラという世界観、個性的なキャラクター、そして最後まで引き込まれるストーリーは、今遊んでも十分に魅力的でした。
特にFFシリーズを昔から遊んできた自分にとっては、
「やっぱりFFってこういうゲームだよな」
と思わせてくれる一本です。
ちなみに今回遊んだSwitch版には、続編の『ファイナルファンタジーX-2』も収録されています。
FFX-2はFFXとはかなり雰囲気の違う作品ですが、こちらも自分は40時間前後遊びました。
こちらについては、また別の記事でレビューしていきます。
