「レナとダナって、一体どういう関係なんだ?」
「シオンって何者なんだ?」
「なんでアルフェンは仮面をかぶっているんだ?」
ゲームを始めたばかりの自分は、こんな疑問だらけでした。
でも、だからこそ「この先どうなるんだろう?」という気持ちで、どんどん物語に引き込まれていきました。
今回遊んだのは、**『テイルズ オブ アライズ』本編と、その後の物語を描くDLC『Beyond the Dawn』**です。
本編をクリアしたあと、そのままDLCまでプレイして完走。
本編は約30時間、DLCは約7時間ほどでした。
アニメのような美しいグラフィック、派手なアクションバトル、そしてアルフェンとシオンを中心とした物語。
一方で、マップや目的地の分かりにくさ、長い会話、戦闘や敵の単調さなど、気になるところもありました。
今回は、48歳の社会人ゲーマーとして実際に遊んで感じたことを、本音でレビューしていきます。
※この記事には本編およびDLCの内容に関するネタバレがあります。
テイルズ オブ アライズを始めたきっかけ
今回アライズを遊ぼうと思ったのは、以前から気になっていたタイトルだったからです。
自分は昔からRPGを遊んできましたが、最近は特に「昔ながらのRPG」というより、アクション性のあるゲームを好むようになっています。
そんな自分にとって、アライズのリアルタイムアクションバトルはかなり魅力的でした。
実際に遊んでみると、技を覚えてコンボをつなげたり、敵をダウンさせたりと、戦闘はかなり派手。
操作を覚えていくほど、気持ちよく戦えるようになっていきます。
ただ、実際に最後まで遊んでみると、良いところだけではありませんでした。
レナとダナ、一体どういう関係なんだ?
アライズを始めて最初に感じたのが、
「謎が多い!」
ということでした。
レナとダナという2つの世界。
支配する側と、支配される側。
そしてシオンという謎の多いヒロイン。
さらに、主人公アルフェンがなぜ仮面をかぶっているのか。
最初は分からないことだらけです。
でも、自分はこの「分からないこと」が多い始まり方はかなり好きでした。
「この2つの世界には何があるんだ?」
「シオンは何者なんだ?」
「アルフェンの過去に何があったんだ?」
そんな疑問を持ちながら進めるので、自然と先が気になります。
最初から全部説明されるより、少しずつ世界の謎が明らかになっていく構成は良かったですね。
アニメのようなグラフィックはかなり好き
アライズを遊んでいて、かなり好印象だったのがグラフィックです。
キャラクターの見た目はアニメ作品のようで、フィールドも幻想的。
「ゲームの中に入り込んでいる」という感覚を味わいやすいです。
自分はこういうアニメ調のグラフィックが結構好きなので、ここはかなり楽しめました。
特にキャラクター同士の会話やイベントでは、表情や演出も含めて「テイルズらしいな」と感じます。
ストーリーを進めるモチベーションとして、キャラクターの魅力はかなり大きかったと思います。
戦闘は派手で楽しい。でも、ちょっと単調
アライズの戦闘は、最初の印象としてはかなり良いです。
技を覚えていくと派手な攻撃ができるようになり、コンボが決まったときや敵をダウンさせたときは気持ちいい。
ただ、最後まで遊んでみると、自分は7点くらいかなと思いました。
理由はいくつかあります。
まず、自分は基本的にアルフェンを操作していました。
操作キャラクターを変えることもできますが、結局最後まで自分が操作するのはアルフェンが中心。
さらに、使う技もだんだん決まってきます。
「この状況ならこの技」というパターンができてしまうので、後半になると少し単調に感じました。
そしてもう一つ気になったのが、派手すぎること。
味方の攻撃なのか敵の攻撃なのか、画面上で分かりにくいことがあります。
自分は敵の攻撃をジャスト回避して戦いたかったんですが、
「これって回避していい攻撃なのか?」
と最後まで見極めきれないことがありました。
派手さは魅力なんですが、派手さゆえの見にくさもあったかなと思います。

ダウンを取っても、結局必殺技頼みになりがち
戦闘でコンボが決まったり、敵をダウンさせたりするのは気持ちいいです。
ただ、ダウンさせても敵の起き上がりが早い。
そして通常攻撃ではなかなか敵のHPを削れない。
そのため、最終的には必殺技に頼る戦い方になりがちでした。
結果として、
「ダウンを取る → 必殺技を叩き込む」
というパターンに寄ってしまう。
もっと敵によって戦い方を大きく変えたり、通常攻撃やコンボそのものでもっと戦略を組み立てられたら、さらに面白かったんじゃないかなと思います。
一番好きなキャラクターはロウ
自分が一番好きだったキャラクターは、ロウです。
最初は、
「なんや、このひねくれたやつは(笑)」
くらいの印象でした。
でも仲間と一緒に行動するようになると、だんだん印象が変わってきます。
ロウは仲間とのやり取りの中で、いわゆるオチ担当みたいなポジションになることが多い。
あるシーンでロウが突っ込まれて、一言返す場面があったんですが……
あれは電車の中で遊んでいた自分、思わず
「フフッ(笑)」
となりました。
周りから見たら、48歳のおっちゃんが電車の中で一人でゲームしながらニヤついているという、なかなか怪しい光景だったと思います(笑)。
でも、こういう仲間同士のやり取りがあるから、キャラクターに愛着が湧いてくるんですよね。
アルフェンとシオンの関係が良かった
アライズの物語で、自分が特に良かったと思うのがアルフェンとシオンの関係です。
最初のシオンは、かなり冷たい印象でした。
簡単には人を信用しない。
自分自身も何かを抱えている。
そんなシオンに対して、アルフェンは一途で真っ直ぐ。
シオンが抱えている不安を一つずつ取り除いていくことで、少しずつ2人の距離が近づいていく。
この関係性が良かったです。
派手なアクションゲームではありますが、最終的にはアルフェンとシオンがどうなるのかというところも気になって、物語を進める原動力になりました。
そして最後まで遊んでみると、
「アルフェンの真っ直ぐさがシオンに勝ったな」
という感じがします。
FFXを遊んだ自分だから感じた、ちょっとした共通点
アライズを遊んでいて、ふと感じたことがあります。
以前レビューした**「FFX」**でも、主人公とヒロインの関係性が物語の大きな軸になっていました。
そしてアライズでも、
- 主人公とヒロインの関係性
- ヒロインが大きな運命を背負っている
- ヒロインが死ななければならないかもしれない
という部分が出てきます。
もちろん、ストーリーそのものが同じという話ではありません。
ただ、FFXを遊んできた自分としては、
「あれ、ちょっと似てるな」
と思いました。
特にヒロインが背負っている運命と、それを主人公がどう受け止めるのかという部分は印象に残りました。
FFXについては、こちらの記事でも詳しく書いています。
「FFXレビュー|48歳の社会人ゲーマーが今遊んでも感じた、もう一つの人生」
ストーリーはかなり良かった。でも会話が長い!
ストーリーの評価は8/10です。
レナとダナの関係から始まり、シオンやアルフェンの謎が少しずつ明らかになっていく。
そして、最初は「スルドを倒していけば終わりなのかな」と思っていたところから、さらに大きな話へと展開していく。
「え?まだあるの?」
「ここからさらに話が大きくなるの?」
という感じで、物語がどんどん広がっていくところは面白かったです。
ただし……
会話がとにかく長い。
これにはかなり疲れました。
アライズにはRボタンを押すことで追加の会話を見られる場面があります。
自分はゲームを遊ぶなら、
「できることはできるだけやりたい」
というタイプ。
「知っておけることは、できるだけ知っておきたい」
と思うので、最初はちゃんとRボタンを押して追加会話も読んでいました。
ところが、シーンが変わるたびに追加会話が出てくる。
これが地味にだるい。
そのうち、
「もうええわ……」
となって、追加会話を読む気がなくなってしまいました(笑)。
今思えば、通常の会話だけ見て進めれば、もう少しテンポよく遊べたのかもしれません。

アライズで一番不満だったのは「マップ」
自分がアライズで一番不満だったのは、間違いなくマップです。
マップそのものが見にくいというわけではありません。
問題は、
「次にどこへ行けばいいのか分かりにくい」
こと。
これが結構ありました。
目的地が分からなくなって、フィールドをさまよう。
マップを見ようとする。
でもマップの拡大・縮小がうまくいかないことがある。
「ボタン押してるのに拡大されへんやん!」
となることもありました。
これ、ゲームとしては結構ストレスです。
社会人ゲーマーに「迷っている時間」はいらない
自分は探索そのものは好きです。
広いフィールドを歩いて、
「ここ何があるんやろ?」
と寄り道するのは楽しい。
でも、
目的地が分からなくて迷っている時間は別です。
特に社会人ゲーマーは、ゲームに使える時間が限られています。
仕事が終わって、家族との時間もあって、その中からゲーム時間を作っている。
そんな貴重な時間を、
「次どこ行くんだ?」
と迷って過ごすのは、正直もったいない。
ファストトラベルのポイントも、個人的には微妙な場所にあると感じることがありました。
移動するためにまた同じ敵と戦わなければならない。
これも後半になると、
「またこいつらと戦うのか……」
となってしまいます。
マップと目的地への誘導がもっと分かりやすければ、サブクエストももっとやり込みたかったですね。
サブクエストをもっと遊びたかった
実は自分、サブクエスト自体が嫌いなわけではありません。
むしろ、ゲームを遊ぶならできるだけやり込みたいタイプです。
ただ、
「どこへ行けばいいのか分からない」
という部分がストレスになってしまいました。
目的地への誘導がしっかりしていれば、
「じゃあ次はこのサブクエやってみよう」
と進められたと思います。
ここは本当にもったいない。
探索で迷うのは楽しい。
でも、目的地が分からなくて迷うのは楽しくない。
自分にとって、この違いはかなり大きかったです。
DLC「Beyond the Dawn」は遊んでよかった!
本編をクリアしたあと、DLCの**「Beyond the Dawn」**も遊びました。
プレイ時間は約7時間。
そして、これは
「遊んでよかった」
と思いました。
本編が終わったあと、
「その後の世界はどうなったんだ?」
というのはやっぱり気になります。
本編で大きな戦いを終えたアルフェンたちが、その後どんな世界で生きているのか。
そこを描いてくれるのは良かったです。
さらにDLCではナザミルという存在の謎もあり、最後まで楽しめました。
DLCはこのくらいのボリュームでちょうどいい
DLCの評価は9/10です。
理由はシンプル。
ボリュームがちょうどいい。
本編を終えたあとに、さらに何十時間もかかるようなDLCだったら、自分は途中でやめて次のゲームに行っていた可能性があります。
でも約7時間程度。
これなら、
「本編を遊んだし、最後まで見届けよう」
と思えます。
社会人ゲーマーにとって、この「ちょうどいいボリューム」はかなり大事です。
DLCで一番印象に残った場面
DLCで一番印象に残ったのは……
一般庶民が全員マスクになった場面(笑)。
「なんで全員マスクなんだよ!」
と、かなり印象に残りました。
そして最後まで遊んでみると、ナザミルの物語も含めて、
「アライズの世界を最後まで見届けられた」
という満足感がありました。
本編+DLCを遊んで、ちょうどいいボリュームだった
自分が今回アライズを遊んで一番良かったと思っているのが、実はここです。
本編約30時間。
DLC約7時間。
合計で約37時間。
48歳の社会人ゲーマーとしては、かなりちょうどいい。
最近のゲームは、とにかく長いものも多いです。
もちろん長く遊べること自体は悪くありません。
でも、
「面白いけど長すぎて終わらない」
となると、自分の場合は途中で止まってしまう可能性が高い。
その点、アライズは最後まで走り切れました。
「もうちょっと遊びたかったな」
くらいで終われる。
このくらいが自分にはちょうどいいです。

48歳で遊んで「純愛」を思い出した
ちょっと恥ずかしい話ですが(笑)。
アライズを遊んでいて、
「純愛ってこういうことやったな」
と思いました。
アルフェンの真っ直ぐさ。
シオンが抱えている不安。
それを一つずつ受け止めていくアルフェン。
そして少しずつ距離が近づいていく2人。
48歳にもなると、普段の生活で「純愛」なんて言葉を意識することもなかなかありません。
でもゲームの中では、もう一つの人生を体験できます。
今回のアライズでは、そんな感覚も味わえました。
通勤ゲームとしては意外と相性がいい
アライズは、通勤中に遊ぶゲームとしても意外と向いていました。
まず戦闘はリアルタイムですが、操作自体はそこまで複雑ではありません。
そして戦闘には区切りがあります。
なので、
「ここまで遊んだら一旦終わり」
としやすい。
さらに会話が多いのも、通勤ゲームという意味では逆にメリットがあります。
電車の中で、
「よし、今日はストーリー進めるぞ」
と会話を読みながら進められる。
もちろん、会話が多すぎて疲れるというデメリットもあります。
それでも、短い時間でも少しずつ進められるという点では、社会人ゲーマーとの相性は悪くないと思います。

社会人ゲーマー研究所 独自評価
ここでは、ゲームそのものの面白さだけではなく、**「忙しい社会人が今から遊んでも楽しめるか?」**という視点でも評価してみます。
| 評価項目 | 点数 | 自分の感想 |
|---|---|---|
| 🎮 面白さ | 8/10 | 派手なアクションとストーリーは楽しめました。ただ、戦闘や敵の種類は少し単調に感じました。 |
| 📖 ストーリー | 8/10 | 謎の多い始まり方や、物語がさらに大きくなっていく展開は良かったです。ただ、会話の長さは気になりました。 |
| ⏱️ 必要プレイ時間 | 9/10 | 本編約30時間、DLC約7時間。最後まで遊び切るにはちょうどいいボリュームでした。 |
| 🚃 通勤プレイ適性 | 9/10 | 戦闘に区切りがあり、操作も比較的シンプル。会話が多いので、むしろ通勤中に遊びやすい部分もあります。 |
| 👨👩👧 社会人向け度 | 9/10 | 長すぎず、短すぎず、最後まで遊び切りやすいボリューム。限られたゲーム時間でも楽しみやすいです。 |
| 💰 コスパ | 9/10 | 本編+DLCで約37時間。ストーリーやアクションをしっかり楽しめて、十分なボリュームだと感じました。 |
| ⭐ 購入おすすめ度 | 9/10 | 派手なアクションと物語を楽しみたい人にはおすすめ。マップの分かりにくさなどを許容できるなら、今からでも楽しめます。 |
総合評価
8.7/10
自分にとって『テイルズ オブ アライズ』は、
「もう一つの人生を体験しながら、最後まで走り切れたRPG」
でした。
レナとダナの関係、シオンの正体、アルフェンが仮面をかぶっている理由。
最初は謎だらけでしたが、少しずつ世界のことが分かっていくのが面白かった。
戦闘も派手で、コンボやダウンを取ったときは気持ちいい。
そして何より、アルフェンとシオンの関係が良かったです。
一方で、
「マップが分かりにくい」
「目的地が分かりにくい」
「会話が長い」
「戦闘や敵が少し単調」
という不満もありました。
特にマップについては、社会人ゲーマーとしてかなり気になりました。
探索して迷うのは楽しい。
でも、目的地が分からなくて迷っている時間は、限られたゲーム時間を消費してしまいます。
それでも、本編約30時間+DLC約7時間というボリュームは、自分にはちょうどよかった。
ダラダラと長く続くことなく、最後まで遊び切れたのも大きなポイントです。
そして48歳になった自分が、このゲームで「純愛」を思い出せたのも、ちょっとした収穫でした(笑)。
こんな人には『テイルズ オブ アライズ』がおすすめ
👍 こんな人にはおすすめ
- 派手なアクションバトルが好き
- RPGでもリアルタイムで戦いたい
- アニメ調のグラフィックが好き
- キャラクター同士の関係性を楽しみたい
- ストーリーの謎を追いながら進めたい
- 長すぎるゲームは苦手
- 社会人でも最後までクリアできるRPGを探している
- 本編クリア後の物語まで楽しみたい
🤔 こんな人は少し注意
- マップや目的地の分かりやすさを重視する
- 会話が長いゲームが苦手
- 敵の種類や戦闘のバリエーションを重視する
- 探索中に同じ敵と何度も戦うのが嫌い
まとめ|アライズは「最後まで遊び切れる」のが良かった
『テイルズ オブ アライズ』は、完璧なゲームではありません。
自分の場合、一番の不満はマップ。
次に会話の多さ。
そして戦闘や敵の単調さ。
それでも、ストーリーにはしっかり引き込まれました。
アルフェンとシオンの関係も良かった。
ロウのやり取りには電車の中で笑わせてもらった。
そしてDLCのBeyond the Dawnまで遊んで、アライズの世界を最後まで見届けることができました。
何より、
「面白かったけど長すぎて途中でやめた」
ではなく、
「最後まで遊んで、買ってよかったと思えた」
のが大きいです。
48歳の社会人ゲーマーにとって、ゲームは限られた時間で楽しむもの。
だからこそ、
「面白くて、最後まで遊び切れる」
というのは、それだけで大きな魅力だと思います。
派手なアクションと物語を楽しみたい人なら、今からでもおすすめできる一本です。
そして、自分にとってアライズは、
もう一つの人生を体験させてくれたゲーム
でした。
これまで遊んだゲームについても、社会人ゲーマー目線でレビューしています。